その2

前回の続き。


18時02分 客電が落ちると、
SEが流れ始めました。

Alice in modem times

最初にキーボードサポートの五十嵐さん登場。
続いて、ドラムのTOMOさん、ネクタイのデザインがプリントされてるようなシャツだったと思います。
ベースのHIROさん、カーキ色のつなぎっぽい服かな?
かなり後ろの方で見ていたので、胸から上くらいしか、皆さんの頭越しに見えませんでした。
ギターのTAKUYAさん、頭くらいしか見えなかった。
髪の毛が当時のように真っ赤ではないけど、赤く染めていて、
目元もちゃんとメイクしていました。
そして、最後にMichiさんの登場です!
黒いファーのベストかな?
いい感じに鍛えられた二の腕が素敵です。
色白のMichiさんには黒髪が似合いますね。

そのままの流れで、

1.Alice

今回はMAD TEA PARTYでしたから、
この曲からのスタートはまさにうってつけでしたね。

曲が始まったとたん、12年なんてブランク吹っ飛んでしまったかのように、
ライブハウスが一体となった盛り上がりをみせていました。

2.TRUTH IN THE STORMY GARDEN

途切れることなく、次の曲へ。
セカンドアルバム『Orb』の曲たちは、
前回のMADツアーと最後のツアーのみでしか、聴けなかったので、
それらが聴けて嬉しかったですね。

ここで、恒例のご挨拶。
確か、HIROさんが
「元気かー!」みたいに呼びかけると
お客さんも「うおー!」とも「きゃー!」とも「いえーい!」ともつかない思い思いの声で応えてました。

全体を通して、しゃべるよりも、より沢山の曲を演奏しようって、感じの内容でした。

3.HYPERDELIC AGE

いやー、懐かしいですね!
ファーストアルバムやメジャーいってからの曲が中心なセットリストでした。

メンバーめっちゃ楽しそうにのびのびと演奏していました。
きっとうちらも、満面の笑みを浮かべて、ステージの彼らを観ていたんだと思います。

あ、でもTOMOさん、相変わらずの口半開きで、
ちょっと苦しそうでした。いつもの事ですかね(笑)

ここでMC
HIROさんが「ぎょーさんおるな〜」とか「盛り上がってますか〜?」
みたいな事を言って、客席とのキャッチボールで盛り上げた後、
MICHIさんにバトンタッチして、
「12年前から、この後やりづらいんだよね」
と言ってました(笑)


4.ekou

箱根の大涌谷の駐車場で車のラジオで聴いたのを思い出します。
川崎に友人に誘われて、握手会に行ったなぁ。

5.超絶の嬰児

どこの曲でだったか、私は気付かなかったのですが、
友人によると、HIROさんがハイキックしていたそうで、
以前やっていたT.O.S.Sの癖がでたんでしょうね。

6.マドンナ

やっぱりTakuちゃんの曲大好きです。
これは名曲だと思います。
そして、Michiさんの声がまたのびる事のびる事!
そりゃ〜楽器隊は久しぶりでしたが、
12年のブランクなんて感じさせないくらい、
期待以上の出来栄えでした。

7.float

照明が水底にいるかのような、緑や青色で、
最後が太陽が照らしているように見えました。

ここで少し休憩

8.ラー

前の落ち着いた感じとは一転して、
赤い照明の中、混沌とした世界を描いていました。
いや〜かっこよかったですね!

9.Dragonheads Snaketails

辰年の今年に相応しい、うねる様な激しい演奏でした。

10.iNTERFACE

今だから冷静に聴けるのかもしれませんが、
よくインディーズの頃の曲がいいとか、
色々評価を聞きますが、まぁ個人の趣味はあるかと思いますが、
メジャーいってからの曲もまた与えられた環境の中で、
求められるものに応えながら、新しい自分たちを表現していて、
甲乙つけがたい作品だったなと思います。

ここで2回目のMC
ここも確かHIROさんが話していて、
確か、みんな待っててくれてありがとう。
一軒一軒みんなの家行くから。
みたいな事を言ってました。

11.to fly high

これも思い出の曲ですね。

初めて聴いたのは軽井沢のスキーツアーのファンクラブイベントの時でした。
その後、NHKの公開生放送行ったり、
原宿のストリートジャック行ったり、
色々ありましたね。

セットリスト、メモ帳にメモっていたんですが、
書きながら、あ、あがちゃった、
とラストライブの後、スポット番組のBLITZ INDEXの
曲紹介のように「fry」とメモってました(笑)

この曲、ラストライブで最後にやったのは、
当時の彼らの気持ちが真っすぐに込められた曲だったんだろうな、
って思いました。

12.Reality for Realism

これは、ライブで盛り上がる曲ですよね!
私が参戦したライブの時はかなりの回数で、
ほとんどやっていた記憶があります。

13.NO RETURN

面白いのが、MASCHERAさんって
シングルA曲もいいのですが、
カップリングがまたいいのですよね!

HIROさんの
「お前ら飛べー!!」
の掛け声と共に一気に盛り上がる客席。

………

音が途切れて中断。

流石TOMOさん、美味しい所で落ちを作ってくれます!
どうやら、回線を切ってしまったようで、
HIROごめん、と謝ってました。
今めっちゃ恥ずかしいわ、俺。
とか言って、仕切りなおして、再びスタート。

こんなトラブルの時も、和気あいあいとして
あったかい雰囲気なのが、なんかとってもMASCHERAさんのライブらしいですね。

14.MESS-AGE

これまた懐かしい!
確か、私が初めて行った渋谷クアトロのライブでやってました。
歌詞がとってもいいんですよね。
まぁ、Michiさんの歌詞はいつも文学的で素敵なんですが。

ここでMC
うーん、かなり記憶が曖昧になってます。
どこで、何話していたのか、断片的で、
記憶のかけらを集めて、書くので前後していてもご容赦くださいませ。

TOMOさんが、少し話したんですが、
酔っぱらってるみたいに、えー、うー、と言葉が続かず、
Michiさんに、その話長くなりそうだなと
突っ込まれてました、笑。

15.Still I Love You

これまたライブの定番曲!
そして、裏での呼び名はストーカーの曲、爆。

16.ラストフォトグラフ

これも名曲ですよね。
Aメロのところの歌詞と曲が素晴らしくあっていて、
発売された秋口になると聴きたくなる曲です。

HEYHEYHEYやミュージックステーションNHKの音楽番組とかに出演していましたよね、当時確か。

17.speed shower

これまた、メジャーファーストシングルのカップリング
あ、これきたら第一部幕かなって思ったら、その通りでした。
これもライブで気持ちいい曲ですよね。

19時37分終了

ここまで1時間半経過しているのですが、まるで一瞬でしたね。
アンコールの掛け声をかける客席ですが、
ちょっと一休み。

きっとメンバーさんも私たちも年をとったので、
酸素吸入でもしてるんじゃないと話しながら待っていました。

約5分後
19時42分再開

En.1

MC
久しぶりの再会の話をしてたんだったかな。
あの感じだと、言いだしっぺはHIROさんかなって感じがしました。

Michiさん曰く
ウィキで調べると、Takuya行方不明とかなってるし、
ってみんなで大爆笑!
久しぶりにあったら、体型変ってて最初分からなかったそうで、
どこの食いしん坊が来たんだろうって思ったそうです。
そこで、Takuちゃんも「Michi、久しぶり〜」って
ちょっとおデブタレントさんのものまねみたいに
こもった声色で話して、笑いを誘っていました。
その後、プロ根性見せたね〜。みるみるしぼったそうで、
ボクサーのようだったろ?
などと話していました。

そして、スタジオに入ってリハをはじめると、
今度は体力的に落ちてきているので、
特にTOMOちゃんが、今日は明るい照明もらって演奏してるけど、
薄暗いスタジオの中で、消え入りそうになっていて、
生まれたての赤子のように、顔中赤くなっていてぽっぽぽっぽしていた。
と言われていました。
Michiさんってこんなに饒舌な人でしたっけ?
MASCHERAのしゃべり担当はHIROさんのイメージでした。
TOMOさんは、燃え尽きて灰になりますと言っていました。
HIROさんはTOMOを灰にしてやってと、笑。

4人ともほんとに仲良さそうで、見ていると微笑ましくなります。

18.FLASH BACK

イントロが始まった瞬間から、
みんなのやったー!って感じの歓声が場内をつつみ
そのまま曲へ。
皆さん、思い思いに頭をふったり、
懐かしの手振りをしたり、盛り上がりますよね!

19.DEN-NO

アンコール一回目はインディーズ特集って感じでした。
一幕では、ラー1曲のみでしたからね。

20.運命の車輪

この曲、多分記憶にある中で、ライブでは初めて聴いたかな。
これもめっちゃ好きです!
アニソンみたいですよね。
私の中では、ドラゴンクエストで、友人は聖闘士星矢だそうです、笑。

MC

ここでは確かMichiさんが、
この曲を作った当時の思い出話をされていて、
その時は「リハ」って言葉を知らずに「練習」をやっていた思い出が蘇ります。

そして、みんなへの感謝の気持ちを込めて
この曲を送ります。

21.ABYSS

この曲確かラジオか何かで、TOMOさんが好きな曲で、
演奏するのが大好きだと思い入れのある曲で、
ちょっと思いが強すぎて、ドラム強すぎましたよ、苦笑。
これも名曲なのですが、最初の静かな所で、
ドラムがパーン!パーン!って響き過ぎてました、笑。

照明も歌詞の内容に合わせて、蒼く幻想的な雰囲気でした。
MASCHERAの思いに会場中が一体となり包まれている感じでした。

22.orbital

アルバムと同じ流れだ〜って思いながら、
何だか12年前の赤坂を思い出しましたね。
Orbってホントに名盤だと思うのです。
あのアルバムの曲たちが、こうして生で当時のメンバー4人そろって、
もう一度聴くことができるなんて、ホントに夢のようでした。

20時18分終了

一回目のアンコールの時よりも
会場全体がまとまった感じで、アンコールの声をかけていました。
再び5分ほどして、メンバー登場。

20時23分

En.2

今度はWeb限定のツアーTシャツにお着替えしての登場でした。
ここで一人ずつ、コメントをもらおうかと、
まずはキーボードの五十嵐さん。

なんか、BLITZを思い出しました。

その一言に、お客さんたちから、あーとの同意の声があがりました。

そして、確かMichiさんにイガちゃんは物持ち良くて、
インディーズの頃からの楽譜全部持っててくれたんだよな。
そこで、すかさずTakuちゃんかな、
物持ちいいけど、腹持ち悪いよなの言に笑い。
ステージフード欲しいくらいです、笑。
でも飛ばしちゃうので、固めに握ったおにぎりがよいと話していて、
HIROさんがおにぎりむすぶジェスチャーしてました、笑。

続いてTOMOさん、
またもや、酔っ払いのように(すいません)
スラスラと言葉が出てこなくて、
またこうしてステージにたててしあわせみたいな事を言ってたと思います。

そして再び、またその話ながなりそうやな?
とMichiさんにつっこまれ、すんませんと素直に座ってしまい、
それでいいのか!との言葉に再び話そうとしていて、
しきりにHIROさんに目で助けを求めていました。

そして、昔とは腕が落ちて、ラジオでぽんぽん掛け合いができていたのにって言ってました。
そして、HIROさんがとってつけたように、うん、うん?とわざとらしい相槌をいれてました、笑。

そこで、Takuちゃんが突っ込みをいれ
「みんな、待ってるんよ、アレを」
「お前ら」「みんな」「お」「れ」「の」「か」「の」「じょ」
と二人で細切れにラストライブの名言を言ってました、笑。

続いて、TakuちゃんとHIROさんがお互いに譲り合ってどうぞどうぞと手で会話していて、結局Takuちゃんが話すことになり、

正直6年間ギターを見えないところにしまっていました。
でも、お世話になっている方に
「君のトラウマをとりのぞいてきなさい」
と背中を押されて、今ここにいます。
今度からは好きな時に好きなギターを弾けそうです。
ありがとう。

昔のスコアをひっぱり出してきて、
なんで昔の俺、こんな難しいことしてたんやろ、
もっと簡単でかっこいいやり方あるのにって思いながら、
自分の曲をコピーしました。

もうこの言葉にうるっときましたね。
12年もたって、干支が一巡りして、
また当時の4人がそろって、そのライブを観られる、
その奇跡の夜を与えてくれた事に感謝します。

次にMichiさんが、
自分は自分で言うのもなんだけど、
調子に乗りやすい性格で、すぐ俺様になって、
俺がひっぱってやってると勘違いをしてしまうんだけど、
実はみんなに支えられて、引っ張ってきてもらって、
今ここにいます。
みなさんにありがとうと言わせてください。

俺達の原点の曲です。

とHIROさんの順番をすっ飛ばして曲へ

客席からは、HIROは?HIROは?との声もむなしく曲がはじまりました。

23.ゆらり

この曲聴きながら、うるっときましたね。

24.Lasting...

MASCHERAと言ったらこの曲でしょう!
あぁ、またこれでお別れなんだ、と自然と目頭が熱くなってきてしまいました。
お前らの声を聴かせてくれとの声に

♪あぁ、夜明けなんて〜、ずぅーっと来なければいいのに
 そう、あなたの〜、夢だけみてたい〜

まさに私たちみんなの気持ちをあらわしているような歌詞を
心を込めて歌いました。

その歌声を魂に刻み込むかのように噛みしめるように
メンバーさんたちは聴いていました。

曲が終わり感動的なイガさんの演奏が終わり
メンバーが前に出てくると
HIROさんがおもむろに
さっきMC飛ばされたからしゃべらして!
との言葉にMichiさんはバツの悪そうな感じでしたね、笑。

そして、今年はMASCHERA結成して20周年、
デビューして15周年ときりのいい年で
こうして集まることが出来ました。

今回チケット取れなかった子とかもいるみたいだし、
どこかの公園でもいいから、またやりたいなと

みんな大歓声!

その声に、慌てて、今盛り上がっていて、自分が勝手に言ってるだけだから!
と言っていましたが、
みんな期待ししちゃいますよ。

だから、しんみりしないで、
色々あるけど、
生きていればいいことあるからって

ホントにこの歳月があったから、4人が様々な経験をつんで、
今だから出来た、この素晴らしい空間。
私たちファンも12年経って、
それぞれ結婚したり、子供産んだり、
色んな環境の変化があって、
それでも、MASCHERAと過ごした時間が青春だったなと感じます。

自分の一生で一番好きなバンドはMASCHERAと胸をはって言えます。

ラストライブは正直悲しみの中で観てしまっていたので、
今回の素晴らしく楽しいライブを友人たちを観る事が出来て、
本当に良かったです。

自分の中で、MADの新潟のライブが神でしたが、
今回のライブがそれを超えました。

20時52分
約3時間に及ぶライブが終わりました。
もうお腹いっぱいご馳走様と言える内容で、
ドリンクを貰いに行って、後ろを振り返ると
ステージ上手にバックステージご招待の当選者たちがいたのですが、
それを羨ましく思う気持ちもわかずに
早々にその場を後にしました。

あの場にいた全ての人々にありがとう。

また、12年後でも、還暦祝いでも、
みんなずっと楽しみに待っていますよ!

そんな日を夢見て、筆をおきたいと思います。
最後まで、私の駄文にお付き合いくださいました皆様、
ありがとうございました。